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【1期生:オオシマザクラ通信Voⅼ.14】 2022.11.16西村ゼミ自主フィールドワーク

西村ゼミの4回目のFWです。昨年11月は『大人の都心散歩 赤坂迎賓館とプチフレンチランチ』と銘打ち都心のオシャレな散歩を楽しみましたが、今回は、南大沢の住人・増山さん企画による「知ってるようで、実は知らなかった!南大沢ツアー」です。次のルートを反時計回りで、都立小山内裏公園→大平公園→清水入緑地を順に巡る、約15,000歩、11km程の行程でした。「カレッジ在学中は、自宅とカレッジ&駅前居酒屋の往復だったけど、チョット足を延ばすとこんな遊歩道と自然があったんだ!」というのが参加者全員に共通の思いでした。この投稿を閲覧くださった多くの方にとっても「初耳学」だと思いますので、皆さまが「ちょっと歩いてみようかな?」と思ったときに参考になれば幸いです。

アウトレットパークの南側の遊歩道を、小山内裏公園を目指して西に向かいます。「多摩ニュータウン物語」のFWを思い出すような散歩道です。後期の開発地域らしく、モダンな集合住宅が続きます。自然に包まれた静かな通勤・通学路です。都立・小山内裏公園に到着すると、静寂に包まれた大田切池が迎えてくれます。

鮎のみちは、これまでの遊歩道とは趣を異とする山道に変わります。江戸時代に相模川上流の津久井村辺りで獲れた鮎を江戸に運ぶための古道だったそうです。ひと登りすると、御岳山・大岳山・三頭山などの奥多摩の山並に迎えられ、西展望広場からは大山方面の丹沢山系が一望できました。黄葉がイイ感じです。この道では戦時中に戦車の走行試験・操縦訓練が行われていたそうです。

里山広場に下り内裏池を過ぎると、ようやく小山内裏公園の外れに着きました。それにしても大きな公園です。ここから大平公園に向かいましたが、こんな遊歩道が続きます。黄色の絨毯の上で並んだらポーズをとらない訳にはいきません。

遊歩道を抜けると、開発初期に建設されたと思われる昔ながらの団地に着きました。ここで営業している「チクテベーカリー」は、今回の散策ルート発案者・増山さんのオススメのお店。自家製酵母のパン屋さんです。このパン屋さんが13年に移転して来たことで、住民の高齢化でシャッターを下ろしていた商店街が、元気な街に蘇ったんだそうです。週末は長蛇の列とか。

古城を思わせる石垣は大平公園の入り口。この石垣を登り大平公園を抜けると清水入緑地。鬱蒼とした雑木林です。多摩ニュータウン造成前の多摩丘陵の面影と植生が残っているようです。南大沢駅から徒歩15分ほどのエリアに、このような森が遺されているとは驚きでした。

このあとは、星野珈琲で疲れを癒し、増山さんが誇る南大沢の名店「パティスリーメゾンドゥース」に立ち寄りました。パティスリーの世界大会の銀メダルを始め、数々の賞を獲得した方が営むお店だそうです。洋菓子ファンの方は、覗いてみては如何でしょう?

ゴールの南大沢駅まではあと一息。そろそろ「カンパーイ!」のイメージが頭の中で渦巻きはじめ、歩き疲れは何のその、歩行ペースが速まります。「かんぴんたん」「とごる」などの高度な日本語の意味・用法のレクチャや、うん十年前のご主人との劇的・運命的・奇跡的な出会いの物語など、2時間の予定だったのに、4時間に及ぶ宴となりました。毎度のことですが。次回は、「都心のオシャレ散歩&プチ贅沢ランチ会」でしょうか?

このコースは、南大沢在住・増山さんの数あるウォーキングルートの中でもベスト・チョイスだそうです。この投稿をご覧になって、「知らなかった!」と仰る方は、まずは、このルートを辿ってみることをお勧めします。

荻野記

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