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文芸欄 俳句歳時記短信  投稿日2021,7,26

【夏】 夏 椿   武蔵野市 夏目重美

縄文の色は赤銅夏椿 重美

縄文土器の色と模様を夏椿の木肌と重ねました。森の緑と純白の花、ふと縄文の人々の逞しい生業に思いを馳せました。(2019年夏期授業の折の一句)

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 夏目さん、北海道北東北縄文遺跡群、世界遺産に登録されましたね。夏と縄文、夏椿、力強くていいですね。
    「カリンバに 縄文人びとの 化粧(けわい)みえ」 ^^;
    カリンバはアイヌ語で桜の皮(樺)、世界遺産に指定されたキウス周提墓群のすぐそばの遺跡です。漆や玉などの装身具がたくさん出土しています。昨年十月に北黄金塚貝塚などと回ってきました。

  • 今頃今更で恐縮の至りですが、お二人の作品の格式の高さに敬服いたしました。
    〜縄文の「赤銅」は遙か一万年前の時代の空気・社会を想起・彷彿させ、夏椿できりっと引き締められます。
    〜「カリンバ」の語意からアイヌの、そして縄文への時間時代飛躍が自然に行われ、「縄文人の化粧(けわい)」という古語のイメージがスムースに伝わります。

     ハイレベルな作品に、正直作句については意気消沈した次第ですm(_ _)m

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