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【活動報告】宇宙の謎にせまる会 かわさき「宙と緑の科学館」FW 2023.12.16

エントランスの前で

 川崎市生田緑地にある「宙と緑の科学館」を目指してまず小田急線向ヶ丘遊園駅に9時30分に集合。9名の参加者で生田緑地へと出発。当日は天気予報通り気温が20度を超え、12月半ばとは思えない陽気で太陽がまぶしく汗ばむほどでした。日程は次の通りです。

10:30フュージョン投影「過去と未来への旅」
 「FUSION」とは「融合」を意味し、光学式とデジタルの技術を融合させ、新たな投影法式により、世界最高水準のリアルな星空を投影できるものです。投影した映像に重なった星を自由に消すことができ、建物や風景などと共存した星空が楽しめます。川崎市出身のプラネタリアムクリエイター大平貴之氏が代表の大平技研製作の「MEGASTAR-Ⅲ FUSION」は川崎市のために開発された最新式のプラネタリウムなのです。映像「過去と未来への旅」は、138億年前の宇宙の成り立ちから現代そして未来へと宇宙の姿が展開され、途方もなく壮大な宇宙に吸い込まれそうでした。そして今、ここにある現在の地球が如何に尊いものか再認識させられました。戦争をしている場合ではないよ・・・と。
「世界最高水準の星空」も満喫できたプラネタリウムでした。

11:15 館内見学
 生田緑地は様々な昆虫や動物たちが生存している自然の宝庫です。それらの標本を見てこんなにいるの!と種類の多さに驚かされましたし、私たちが日ごろ見ている虫や小動物への親近感もわきました。

12:00 一般向けプラネタリウム「太陽系のタイムカプセル」
 太陽系の誕生や地球の起源に迫ろうとはやぶさ2が打ち上げられ、2020年に持ち帰った小惑星リュウグウの5.4gのかけらからいろいろなことがわかってきました。水や炭素が発見され、地球には何故水があり、生命が育まれたのかその研究が今すすめられています。私達も臨場感あふれる映像により、はやぶさ2との旅を楽しみました。

13:00 昼食
 生田緑地内にある日本民家園入口の古民家風の食事処「白川郷」にて、お蕎麦をいただきながら、次の企画の作戦打合せで盛り上がりました。

14:30自由行動
 6名で岡本太郎美術館を鑑賞しました。科学館の係の方が「太郎は20%引き」と大きな声で教えてくれたのには笑いましたが。(プラネタリウムの入館半券を見せると岡本太郎美術館の入場料が更に20%安くなるということでした。ほんとにお安いです。)
たっぷりの太郎ワールドに浸り、若手の作家さんたちのユーモア溢れる個性的な画風も刺激的でした。

<所感>
 さて、まずプラネタリウムに入るのに驚いたのは観覧料の安さです。一般でも400円で、何と65歳以上は半額の200円、2回見てもたったの400円なのです。どちらも生解説でその癒しの星空解説の心地よさに思わずうつらうつらと眠ってしまった方も数名いらっしゃいましたが。
今年はくしくもプラネタリウムが誕生してから100周年です。日本のプラネタリウム設置数はアメリカに次いで世界第2位で400もあるそうです。日本のすべての都道府県に設置されています。そのメーカーもコニカミノルタプラネタリウム、五島光学研究所、前述しました「メガスター」の大平技研と世界の4大メーカー中3社が日本に集まっているのです。私達の「宇宙の謎に迫る会」は今までに多摩六都科学館、プラネタリア横浜、プラネターリアム銀河座、日本科学未来館、宙と緑の科学館とみてきましたが、やはり、それぞれのプラネタリウムのカラー、面白さがあるなあと思いました。

 今回は生田緑地内ということで、周囲はみどりに囲まれ、親子連れでゆったりと休日を楽しんでいる姿を多くみかけましたし、同じ緑地内にある岡本太郎美術館の周囲もメタセコイヤの木がすっくと立ち並び、近くの池には色づいた木の葉が舞い落ち、まるで絨毯を敷いたように水面を隠していました。また同じく緑地内にある桝形山に登ると都心や多摩川など360度の景色を楽しむことができましたし、全体が里山をイメージして作られたということで、とっても居心地のいい生田緑地、まだまだ見るところが多く、また是非来てみたいと思える素敵なところでした。

<記:藤川いつ子>

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